不妊症コラム

■多嚢胞性卵巣(たのうほうせいらんそう:PCO)

PCOとは 1)無月経、生理不順  2)超音波検査で卵巣に嚢胞がたくさんある  3)男性ホルモンが高いか、LH(黄体化ホルモン)が高い のすべてを満たした場合に診断される疾患です。
それ以外の症状としては、排卵のかなり前から頚管粘液(粘り気があり卵白様)が多く分泌されます。
また少しずつ生理痛が強くなってくることが多いといわれています。

治療として、妊娠を望まれる方はクロミッドという排卵誘発剤が第一選択となります。
また、男性ホルモンを下げる目的で、ステロイド剤や漢方療法(芍薬甘草湯等)も併用されます。
それでも効果のない場合は糖尿病の薬を追加することにより、排卵する場合もあります。
(PCOの人の中には糖尿病の要素を持っている人がいるからです。)
以上の治療が無効な時は、排卵誘発剤としてゴナドトロピン(FSH,HMG)療法が使用されます。

手術療法としては腹腔鏡下で卵巣楔状切開術が行われ、それにより排卵が回復するともいれています。
妊娠を望まれない方には、低用量ピルを生理不順の治療に処方することがあります。
体型としては内臓肥満型の人に多くの発症が見られるといわれています。
近年、増加してるといわれている疾患ですので、症状があったら早めの受診をお勧めします。

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