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■子宮着床障害

  • 不妊症コラム

受精卵は成長を続けながら2~3日子宮腔内を漂い、やがて子宮内膜に接触し、そこに着床します。
こういった受精卵の着床を妨げる要因はいろいろありますが、大きく、ホルモンの分泌異常と子宮自体の異常の2つに分けられます。
まず、ホルモンとの関係について説明しましょう。
子宮に作用するホルモンの分泌が正常に行われている場合は、受精が起こると、黄体ホルモン(プロゲステロン)や卵胞ホルモン(エストロゲン)などの連携プレーによって、子宮内膜は受精卵が着床して発育しやすいような状態になります。
しかし、このホルモンの分泌に異常が生じると、子宮内膜の発育と増殖が不完全となり、着床環境を十分に整えることが出来なくなるのです。
受精卵は子宮内膜に根を下ろすことなく、そのまま月経として体外に流れ出てしまいます。
これを「化学的流産」といいます。
着床障害を起こす子宮自体の異常としては、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮後屈、子宮発育不全、子宮奇形、子宮内膜炎などがあげられます。
ただ、これらの異常があっても必ず着床障害が起こるわけではなく、症状や状態の程度によります。

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