当クリニックは患者様のための患者様の立場に立った診療を心がけております 悩んでいること、困っていること、ご自分の症状のどんな些細なことでもご相談ください。また、予防医学の重要性を考え、患者様にまず、ご自分の病気を把握していだくよう努めています。そのために検査結果をお渡しし、生活指導、運動指導を行います。また 服用するお薬は説明しながら手渡ししています。
内科診療科目
- 内科一般
- 生活習慣病全般
- 各種健康診断
- 予防接種
生活習慣病
毎日の生活習慣の長年の積み重ねによって引き起こされる病気の総称です。
長年、高血圧、糖尿病、脂質異常症、痛風、肥満を放置しておくと、動脈硬化が進行して、心臓病、脳卒中、慢性腎臓病(CKD)を引き起こし、それが身体的障害、認知症などの原因となり、ひいては死に至ります。

① 高血圧
血圧とは心臓が送り出している血液が血管に加える圧(圧力)のことをいいます。
高血圧とは 正常者の血圧より高い血圧値を維持している場合のことです。
日本では50歳以上の3~4人に一人が高血圧と言われています。
また、高血圧を放っておくと 全身の動脈硬化を促進させ、特に脳血管や心臓、腎臓などに障害を発生させる引き金となります。
② 糖尿病
糖尿病とはインスリン作用の不足による糖・脂質代謝の障害です。血糖が高い状態が続くと全身のさまざまな臓器に影響がおこる病気です。
無症状の状態から意識障害、昏睡に至るまで全身にさまざまな合併症があります。
特に細小血管障害、動脈硬化を悪化させます。糖尿病は血糖値とHbA1c の値を知り、食事療法、運動療法そして薬物にて指導を致します。
③ 脂質異常症
血液中に含まれる脂質が過剰もしくは不足している状態です。
総コレステロール値だけでなく悪玉(LDL)コレステロール、善玉(HDL)コレステロール、中性脂肪の値を調べます。
特に悪玉(LDL)コレステロールについては risk-factor(年齢、喫煙、高血圧、DM, 心臓病、etc)のある人は 治療目標が厳しくなります。
予防にはLH比が参考になります。
LDLコレステロール/HDLコレステロール比が他の合併症がなければ 2.0以下、高血圧やDM、心臓病のある人は1.5以下を目安にしましょう。
④ 痛風
痛風とは高尿酸血症を原因とした関節炎をおこす病気です。
発作の性別、年齢を問わず血液の尿酸値が7.0㎎/dlを超えると高尿酸血症といいます。
高尿酸血症の状態が長く続くと血液に溶けきらなかった尿酸は結晶となって関節に沈着し、急性関節炎(痛風)をおこし 激しい痛みを引き起こします。
⑤ 肥満
現在肥満の判定は身長と体重から計算されるBMIという数値で行われています。

日本肥満学会ではBMI=22を標準としており一番病気になりにくいとされています。
高血圧になりやすいかチエックリスト
- 濃い味付けのものが好き
- 運動をあまりしない
- たばこを吸う
- 家族に高血圧の人がいる
- ストレスがたまりやすい
糖尿病になりやすいかチエックリスト
- 太っている
- ストレスがたまっている
- 運動不足である
- 夕食が遅く極端に多く食べる
- 甘いものが好き
- 妊娠中に血糖値が高いと言われたことがある
- 家族や親せきに糖尿病の人がいる
脂質異常症になりやすいかチエックリスト
- 日常的にあまり歩かない
- お酒をよく飲む
- 肉や脂っこい食べ物が好き
- 甘いものや乳脂肪製品、果物が好き
- 家族に脂質異常症や動脈硬化症の人がいる
- 心臓病
- 私たちの心臓は1分間に約70回、一日にすると約10万回も収縮と拡張をリズム正しく繰り返しています。
心臓をとりまく3本の冠動脈は心臓の筋肉に酸素や栄養を供給しています。その冠動脈に動脈硬化などが起きると血液の通りが悪くなったり、血栓ができて詰まってしまいます。
そして狭心症や心筋梗塞などが起こります。
どちらも動脈硬化が原因となることが多いので予防が大切になります。
- 脳卒中・脳血管障害
- 血管の動脈硬化により 脳の血管が破れるか 詰まるかして脳の神経細胞が障害される病変です。
一度なると再発率が高いのも特徴です。
脳梗塞、 脳出血、くも膜下出血などがあります。
心臓病になりやすい人の生活チェックリスト
- 魚よりも肉が好き
- 塩分が強めの味付けが好き
- 喫煙習慣がある
- 睡眠時間は1日6時間以下
- 運動は1週間に1回もやってない
- 脂質異常症である
- 高血圧である
脳卒中にかかりやすいかチェックリスト
- 味付けの濃いものが好き
- たばこを吸う
- 糖尿病である
- 脂質異常症である
- 高血圧である
- 家族や親せきに脳卒中にかかった人がいる
メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)って何?


日本人の三大死因は、『がん』、『脳血管障害』、『心疾患』です。
なかでも、脳血管障害と心疾患は、いずれも血管の壁が厚くなって弾力性が失われ、血管が硬く狭くなってしまう動脈硬化が原因です。
動脈硬化を知らずに放っておくと、こわい病気が…。
当クリニックでは、あなたの生活習慣病やメタボリック症候群の有無を調べます。
脈波検査により、血管の『硬さ』・血管年齢・動脈硬化の程度がわかります。
高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、運動不足のある方、喫煙習慣のある方、ストレスを感じ易い方などにお勧めです。
現在の動脈硬化の程度を知った上で、今後の健やかな生活習慣を身につけましょう。
必須項目・・・
ウェスト周囲径が男性で85cm以上、女性で90cm以上
さらに、以下の3項目のうちの2項目以上を満たせば・・・
あなたは立派なメタボリック症候群です。
高脂血症…中性脂肪が150mg/dl以上 または善玉(HDL)コレステロールが40mg/dl以下
高血圧…上が130以上 または 下が85以上
空腹時の血糖値が110mg/dl以上
生活習慣病健診のお勧め
検査項目
- 血液検査
- 腹囲・体重測定
- 血圧測定
- 脂肪計(BMI、体脂肪測定)
- 心電図
- 胸部レントゲン
- 動脈硬化・血管年齢(両手、両足の血圧を測るだけで血管年齢がわかる検査があります。)
※各々、単独でも行っております。
保険はききませんが 全部の検査を行って3万円程度です。
病気が見つかった時には 保険がききますので保険証をお忘れなくお持ちください。
生活習慣病の予防
- 食生活を改善しましょう
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- バランスのとれた食事
- 野菜は1日350g以上食べる(1食あたり120gを目安に)
- 塩分は1日8g以下に抑える(高血圧症を診断されたら、食塩相当量は1日6g未満が目標です)
- 脂肪のとりすぎに注意 食べ過ぎない、どか食い早食いをさけ、ゆっくりよく噛んで食べる
- 日常生活の工夫で体を動かしましょう
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- 日常生活の中で適度な運動を習慣づける
- 有酸素運動
- 心拍数(脈拍/分)=138-(年齢/2)を目標に 1日10分開始 1日30~40分を目標に
- 楽しく過ごして良い睡眠を心がけましょう
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- 一日のリズムを整える
- 就寝の2時間前には夕食をすませる
- 寝る前のカフェインや過度の飲酒は控える
- 飲酒はほどほどにしましょう
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- 未成年、妊娠の方、授乳中の方は禁止です
- 自分の適度な量を知る
- 休肝日を作る
- たばこは身体に害です
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- たばこは血流の流れを悪くして、血圧を上昇させるだけでなく、血管に障害を与えて動脈硬化や心臓病を進行させたり、呼吸器疾患やがん、骨粗鬆症の原因となる
- 受動喫煙防止のため子供のいる家庭や喫煙しない人の周りでの喫煙はやめる
- 歯の健康「8020運動」
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- 歯周病も生活習慣病の原因です
- 「8020運動」とは「80才になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です
- ストレスと上手に付き合いましょう
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こころの健康はからだの健康に影響します。
ストレスは高血圧を引き起こしたり女性ホルモンのバランスを乱したりして、動脈硬化を進行させる要因となります。 - 定期的に健康診断、がん検診を受けましょう
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生活習慣病は生活習慣を改善することで予防の効果が期待でき、定期的に健診を受けることは自分の健康状態を知るもっとも確実な方法です。
又、健康診断を受けることで、自覚症状の現れにくい生活習慣病も早期発見が可能となります。
予防接種について
肺炎球菌ワクチン インフルエンザワクチン その他 お問い合わせください
帯状疱疹ワクチンはじめました
- 帯状疱疹はワクチンで予防できます!
- 帯状疱疹ワクチンは50歳以上の方を対象としたワクチンです。
- 帯状疱疹の原因は「水痘・帯状疱疹ウイルス」です。子供の時に水痘(水ぼうそう)にかかったことのある人は、既にこのウイルスに対する免疫を持っていますが、加齢・ストレス・疲労などで免疫力が弱まってしまうため、改めてワクチン接種を行い免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。
- この予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐことはできませんが、たとえ発症しても症状が軽くすむという報告があります。また、帯状疱疹罹患後の神経痛(PHN)などの後遺症の予防にもなると言われています。
- 50歳以上になると帯状疱疹の発症率が高くなり、日本では80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。
50歳を過ぎたら帯状疱疹ワクチンの接種を!
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