■妊娠の成立(排卵)
- 不妊症コラム
女性の体の中で月経が起こると、卵巣にある10~20個ほどの原始卵胞が発育を始め、月経周期の途中でその中の1個が急速に発育して成熟卵胞になります。
成熟卵胞はやがて卵巣の表面に近づいてふくらみ、月経の2週間前後に卵胞の膜が破れて、卵子が腹腔内に排出されます。
これが排卵です。
その後、卵管の活発な運動によって卵子は卵管内に吸い込まれていき、精子との出会いを待つわけですが、卵巣の異常で排卵がない場合、あるいは卵子が卵管に入れない場合は、妊娠は不可能になります。
排卵を簡単に知る方法として、基礎体温があります。