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■基礎体温のお悩みを徹底解消!排卵のタイミングを正しく知って、効果的な不妊治療へ
正確な基礎体温を知れば、排卵日の予測が付くことは多くの方がご存知だと思います。実際、妊娠の確率を高めるうえで体温は重要な指標であり、ご自身の体調変化を知るためにも大切です。ただ、当クリニックには「測り方を間違えているかもしれない」「夜勤によって睡眠時間がバラバラ」など基礎体温に関するお悩みも多く寄せられます。今回は基本...
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■人工授精の治療の流れを知って、不安を解消しましょう
人工授精は自然妊娠とほとんど変わりません どのような方に人工授精は必要? 人工授精の流れ 人工授精のリスクと費用に関して まとめ ■人工授精は自然妊娠とほとんど変わりません「人工授精」は「AIH」(artificial insemination with husband`s semen)と呼ばれ、あら...
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■人工授精について
「安心安全な人工授精は妊娠を自然にサポートする不妊治療です」はじめにまずは人工授精の前に行うタイミング法人工授精と体外受精の違いを簡単解説「人工授精」を選択するタイミングは?一般的な成功率、当クリニックでの成功率人工授精にデメリットは?患者さんの時間を無駄にしないために ■はじめに「自然に妊娠をしたい」「怖い...
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■不妊症検査
「小川クリニックで行っている不妊症検査を簡単解説」 晩婚化、晩産化が進む日本 早めに相談して欲しい理由 小川クリニックが行っている不妊症の検査 不妊症検査に関して当クリニックが心がけていること ■晩婚化、晩産化が進む日本近年、女性の社会進出や若い世代が抱える将来への不安から「晩婚化」「晩産化」の傾向が...
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■妊娠と花粉症(不妊治療中の方も参考にして下さい)
花粉の季節がやってきました。街に出るとマスクを付け、クシャミ、鼻水でお困りの方を多く見受けます。外来にも風邪でないのにマスクを付け、花粉症で辛い思いをしている妊婦さんも多いようです。よく話を聞くと“耳鼻科のクリニックに3件相談したが妊娠しているため薬をもらえなかった”とか”妊娠中に薬は服用してはいけないもの“と思いクシ...
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■顕微授精「卵細胞質内精子注入法」(ICSI)
体外受精の一種。一つの精子を顕微鏡で観察しながら卵子の細胞質に直接注入する方法で、日本では1994年に初の出産例があります。最近、ベルギーの研究チームが英国の医学誌「ヒューマン・リプロダクション」に、この方法で生まれた男性の精子が通常の妊娠で生まれた男性の精子の比べ半分であった報告しています。また精子数の標準値を下回る...
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■AMH(抗ミューラー管ホルモン)
最近は、抗ミューラー管ホルモンが卵巣予備能をみる検査として注目されています。このホルモンは前胞状卵胞(しばらくは排卵しない卵胞)で作られ、加齢とともに減少し、更年期ではほとんど検出されなくなります。AMHの低値の方は残存卵子数が少なくなっており、排卵率や妊娠率が低下します。また、AMHはFSHやLHと異なり、月経周期に...
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■高プロラクチン血症
プロラクチンは脳下垂体から分泌され、血液中のプロラクチンの値が高値を示すものを高プロラクチン血症といいます。その値が高くなると、乳汁漏出や排卵障害が引き起こされます。また、排卵障害がなくともプロラクチンの値が高いときは不妊の原因になるといわれています。高プロラクチン血症の原因はプロラクチンを抑える物質が減少したり、プロ...
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■多嚢胞性卵巣(たのうほうせいらんそう:PCO)
PCOとは 1)無月経、生理不順 2)超音波検査で卵巣に嚢胞がたくさんある 3)男性ホルモンが高いか、LH(黄体化ホルモン)が高い のすべてを満たした場合に診断される疾患です。それ以外の症状としては、排卵のかなり前から頚管粘液(粘り気があり卵白様)が多く分泌されます。また少しずつ生理痛が強くなってくることが多いとい...
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■不育症
一般には連続2回以上の流早産・死産を繰り返すものをいい、 3回以上連続するものを習慣流産と呼んでいます。わが国にはおよそ15万組のカップルが不育症といわれています。その原因には、①子宮の形態異常②内分泌異常③自己抗体および抗リン脂質抗体の異常④凝固因子活性の異常⑤染色体異常体等があるといわれます。治療としては①子宮形成...
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■不妊症と漢方
不妊治療の進歩は目覚ましく人工授精、生殖補助医療(ART:体外受精、顕微授精)が様々な施設で行われるようになってきました。しかし、これらの治療でも妊娠に至らないカップルがいるのも事実です。近年、科学的データも集積され、漢方療法が再度見直され始めています。<排卵障害>には当期芍薬散、桂枝茯苓丸、女神散等が汎用されます。当...
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■基礎体温で何がわかるの?
基礎体温を測ることにより生殖機能(ホルモンの様子)から妊娠しやすい時期まで知ることができます。基礎体温は数字であらわした表でなく、表に温度をプロットして(点を打って)折れ線グラフにしないと体の状態は読み取れません。そのグラフからは、排卵の有無、着床に関与する黄体ホルモン(プロゲステロン)の様子、卵巣機能の状態がわかりま...
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■黄体機能不全
子宮着床障害の原因で一番多いのが、黄体機能不全による内膜障害です。前にも述べたように黄体の働きが悪くなると、排卵後に卵巣からプロゲステロン(黄体ホルモン)が十分に分泌されなくなります。プロゲステロンが足りないと受精卵のゆりかごともいえる子宮内膜の環境が悪くなります。子宮内膜がせんべい布団状態となり受精卵はすやすやと寝て...
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■不妊症と子宮筋腫
子宮筋腫は子宮に出来る良性の腫瘍です。その出来る場所により大きく3つに分類されます。子宮の外側に出来る『ショウ膜下筋腫』、子宮の筋層内で大きくなる『筋層内筋腫』そして子宮の内側に向かって大きくなる『粘膜下筋腫』です。また稀ではありますが茎を持った有茎筋腫もあります。筋腫があることが全て不妊の原因となるわけではありません...
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■不妊症と子宮内膜症
子宮内膜症とは、子宮の内膜組織が子宮以外の場所に飛び火して付着をし、そこで増殖する病気です。原因はまだよく解っていませんが、成人女性に発症し、初潮前や閉経後の女性にはみられません。この病気になると、性周期に合わせて、毎月飛び火した場所で、月経と同様の出血を繰り返します。そして、発生場所によって、卵巣嚢腫、卵管癒着、着床...