月経困難症(つらい生理痛)について
月経困難症(生理痛)とは、月経中に起こる様々な病的症状(下腹痛、腹痛、頭痛、下痢など)を伴う症候群のことをいいます。日本ではおよそ900万人の患者さんがいるといわれています。
月経困難症(生理痛)とは、月経中に起こる様々な病的症状(下腹痛、腹痛、頭痛、下痢など)を伴う症候群のことをいいます。日本ではおよそ900万人の患者さんがいるといわれています。
01
特別な病気がないのに月経に伴って症状が強く現れます。
02
痛みの原因となる病気が骨盤の中に存在するもの。以下の病気のある人に症状が強く出ます。
問診、内診、超音波検査、画像診断(MRI・CT)、腹腔鏡などで診断し、器質的な疾患が認められたものは、器質的月経困難症、認められない場合は機能的月経困難症と診断します。
機能的月経困難症と器質的月経困難症の痛みに対する治療は、原則的に同じです。器質的月経困難症の症状が重い場合は原因である病気(子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮奇形)の治療が必要になることもあります。
器質性月経困難症の原因は様々ですので、それぞれに一番有効と思われる治療法を提示、選択していただきます。
器質性月経困難症で貧血が強度の場合や上記の治療で副作用が強く見られた場合、また改善が認められない場合に行います。多くは腹腔鏡手術となり、その場合、専門医のいる病院にご紹介します。