尿失禁について
- お知らせ
尿失禁とは
尿失禁(尿漏れ)とは自分の意思とは関係なく尿が漏れることで、おおよそ、40歳以上の女性の40%以上の方が経験しているといわれています。数多くの方が治療法もわからぬまま、好きなスポーツもできず、仕事にも影響を受けていると聞いています。
また、骨盤底筋体操を試みても効果が実感できない方は、尿漏れパッドに頼る生活になり、不自由が多く行動がかなり制約されます。
当院では昨年3月半ばより、尿失禁の治療にインティマレーザーを導入して著明な効果が得られ、多くの方が仕事や日常生活が元に戻ったと大変うれしい報告を受けています。
そこで、尿失禁でお困りの方のために治療法を含めて、詳しく述べてみたいと思います。
<分類>
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腹圧性尿失禁(おなかに力が入った時に漏れてしまう)
- 重いものを持ち上げた時
- 走ったり、ジャンプした時
- クシャミや咳をした時
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切迫性尿失禁
- 急に尿意を覚え、トイレに行く前に漏れてしまう
- 尿の回数が多くなる(頻尿)、夜間頻尿(過活動性膀胱の1つの概念)
- 膀胱瘤や子宮脱などの骨盤臓器脱も原因の1つです。
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混合性尿失禁
- 1)と2)が合わさったものをいいます
<原因>
1.腹圧性尿失禁
骨盤底筋群の緩みで、加齢による女性ホルモンの低下や出産を契機に出現します。
2.多くは原因がなく発症しますが、肥満や骨盤臓器脱が原因にあることもある。
3.混合性尿失禁
1)と2)が合わさったもので、腹圧性尿失禁の要素が高いものが多いようです。
<治療方法>
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腹圧性尿失禁
- 骨盤底筋体操(軽度のものでは改善することもある)
- 薬物療法
- 手術療法(膀胱損傷、術後排尿困難などの術後合併症のリスクあります)
- インティマレーザー(合併症もなくダウンタイムも短く、有効は立証されています)
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切迫性尿失禁
- 原因疾患があれば、その治療
- 薬物療法
- 電気刺激、磁気刺激
- インティマレーザー(腹圧性尿失禁に対しての効果よりは劣りますが、レーザー照射により骨盤臓器脱などが修復されると尿失禁も改善されることがあります)
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混合性尿失禁
- 1)と2)の要素により治療法を決めます。
- インティマレーザー(混合性尿失禁の方で腹圧性尿失禁の要素が高い方の効果は期待できます)
※インティマレーザーをご希望の方は、当院ホームページのインティマレーザーの項をご覧ください。