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■AMH(抗ミューラー管ホルモン)

  • 不妊症コラム
最近は、抗ミューラー管ホルモンが卵巣予備能をみる検査として注目されています。このホルモンは前胞状卵胞(しばらくは排卵しない卵胞)で作られ、加齢とともに減少し、更年期ではほとんど検出されなくなります。AMHの低値の方は残存卵子数が少なくなっており、排卵率や妊娠率が低下します。また、AMHはFSHやLHと異なり、月経周期に影響を受けません。どの時期でも採決が可能です。ただ、PCO(多嚢胞性卵巣)は値が高く出る傾向...
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■高プロラクチン血症

  • 不妊症コラム
プロラクチンは脳下垂体から分泌され、血液中のプロラクチンの値が高値を示すものを高プロラクチン血症といいます。その値が高くなると、乳汁漏出や排卵障害が引き起こされます。また、排卵障害がなくともプロラクチンの値が高いときは不妊の原因になるといわれています。高プロラクチン血症の原因はプロラクチンを抑える物質が減少したり、プロラクチンを産生する腫瘍により起こります。普段はその値が正常な人でも妊娠中、睡...
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■多嚢胞性卵巣(たのうほうせいらんそう:PCO)

  • 不妊症コラム
PCOとは 1)無月経、生理不順  2)超音波検査で卵巣に嚢胞がたくさんある  3)男性ホルモンが高いか、LH(黄体化ホルモン)が高い のすべてを満たした場合に診断される疾患です。それ以外の症状としては、排卵のかなり前から頚管粘液(粘り気があり卵白様)が多く分泌されます。また少しずつ生理痛が強くなってくることが多いといわれています。治療として、妊娠を望まれる方はクロミッドという排卵誘発剤が第一選択...
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■不育症

  • 不妊症コラム
一般には連続2回以上の流早産・死産を繰り返すものをいい、 3回以上連続するものを習慣流産と呼んでいます。わが国にはおよそ15万組のカップルが不育症といわれています。その原因には、①子宮の形態異常②内分泌異常③自己抗体および抗リン脂質抗体の異常④凝固因子活性の異常⑤染色体異常体等があるといわれます。治療としては①子宮形成術や子宮筋腫核出術など②甲状腺、糖尿病などがそれに対する治療、また排卵、着床に問題があれ...
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■不妊症と漢方

  • 不妊症コラム
不妊治療の進歩は目覚ましく人工授精、生殖補助医療(ART:体外受精、顕微授精)が様々な施設で行われるようになってきました。しかし、これらの治療でも妊娠に至らないカップルがいるのも事実です。近年、科学的データも集積され、漢方療法が再度見直され始めています。<排卵障害>には当期芍薬散、桂枝茯苓丸、女神散等が汎用されます。当期芍薬散にはクロミッドの作用を増強する力もあるといわれています。<無月経>に...
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